育成技術

育成技術のすべてに
吉浦流の哲学があります

業界の常識や保守的な考え方にとらわれず、
いつでもよりよい方法や新しいアイデアを求めて、
挑戦してきた歴史が吉浦牧場にはあります。
失敗と成功を繰り返して体得した技術には、
単にノウハウとかマニュアルとは呼ぶことのできない
吉浦流の確かな哲学があります。

フリーストール牛舎

設立当初からこだわってきたのがフリーストール牛舎です。牛たちは牛舎の中で、自由に動き回って餌を食べたり寝そべったりして過ごします。ストレスなく暮らすことができるので乳量が増加。大型のブレンダーを運転して餌やりができるので作業効率もよく、牛が増えていけばいくほど確実に経営効率のアップをもたらしてくれます。早い時期から機械化を進め、アメリカの生産管理の手法や分業体制を導入できたのも、この牛舎に「事業としての酪農」を見いだすことができたからです。

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アメリカ流の生産管理

早くからアメリカのカリフォルニアにスタッフを派遣して、大規模な牧場の生産管理手法を学んできた吉浦牧場。メインの搾乳牛の数は約1400頭と数が多く、妊娠期間も約10カ月と長いので、アメリカ製の繁殖ボードを使って、発情、種付け、妊娠、出産などの全行程を管理しています。繁殖は牛を増やすということと、乳を出させるために妊娠・出産させるという2つの重要な意味があるため、このボードを使うことによって、どんな状態の牛がどれだけいるか一目でわかるようになっています。

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餌の自家ブレンド

牧草の自家栽培にこだわる酪農家がまだまだ多かった時代に、輸入品に切り替えたのも吉浦牧場が早く取り組んだことの一つです。アメリカではすでに分業化が進んでおり、自家栽培よりはるかに安いため、いずれはどこの牧場でもそうなることを予測して、真っ先に実行したのです。餌となる飼料は、アメリカ、カナダ、スペインなどの世界中から吉浦牧場にあったものをチョイス。どんな配合なら乳量がアップできるかという試行錯誤を経て、独自の配合でブレンドした、こだわりの餌を牛に食べさせています。

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自動哺乳システム

子牛の育成で気をつけなければならないのは、毎日の健康状態をしっかりとチェックすること。少し元気がないなと思っていたら、すぐに死んでしまうほど弱い存在だからです。吉浦牧場では、生まれたばかりの子牛や体調が気になる子牛のケアを十分に行うために、何かいい方法はないかと考えた結果、元気な子牛が自分の力でミルクを飲むことができる自動哺乳システムを導入。常時150頭近くいる子牛たちの耳に電子チップをつけ、それぞれの子牛が一日に飲む量をコンピュータで管理しています。

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病気予防

健康管理はもちろん、乳房炎などの予防や治療に力を入れています。乳房炎の場合、原因となる菌には多くの種類が存在するため、その種類を突き止めることが先決です。菌を培養し、顕微鏡で調べることで原因菌を突き止め、現場レベルで対応できるものであれば抗生剤を投与するなどの治療を行います。毎日の搾乳時に乳房のチェックをしっかりと行うことで、未然に病気を防ぎ、少しでも早い治療ができるように気をつけています。

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